『エチカの鏡』で親から聞いておかねばならないことを取り上げていたので、気になってはいました。
もうテレビを消す時間だったので、一瞬だけつけてみると、その時、言っていたのが、
「自分が初めてしゃべった言葉を聞いておこう」というものでした。
子どもたちが一斉にこちらを向くでのぅ、何回か話したことはあったのじゃが、こりゃ、もう一度話しておかねばなるまいて。
一人目はたしか、1歳2ヶ月ごろ、ベビーカーでお散歩に行こうと家の前で準備していた時、
『ブーブーがきた、ブーブーがきた』と指差しました。
いきなり、文章かい、と突っ込みを入れそうになりました。
その後は、『パパ、パパ』。
無口なパパはほとんどママなんて言わないのに、私はしょっちゅうパパと言うものだから、覚えたんだ。
くやし~。
それでの、二人目の時はのぅ、自分のことをいちいちママと言って覚えさせようとしたのじゃて。
そのうち、『まんにんに』としゃべりだした。
やった、きっとママのことにちがいない。
でも、なんだかおかしい。
いつも着ている赤いちゃんちゃんこをずるずる引っ張りながら、指を吸いながら言っている。
まるでチャーリーブラウンが毛布を引きずるように。
『まんにんに』は何故かちゃんちゃんこのことだった。
そして、『おみそるる』はお味噌汁のことだった。
なんで~。
それでのぅ、3人目の時はどうじゃったと思う?
ママと呼んでくれたのかのぅ?
『まんま』『まんま』と言うようになって、きた~、今度こそ『まま』としゃべってると思ったら、またしても、違った。
幼児言葉そのまんま、ごはんのことだった。
そしてロボットは幼稚園に行っても『ドボッド』だった。
そんな~。
こうして、最初に『まま』としゃべらせる野望は潰(つい)え去ったのであった。
ところで、私はなんとしゃべったんだろう