「孟母○○」の○には何が入るでしょう。
そう聞かれたら、孟母三遷(もうぼさんせん)ですよねぇ。
孟子の母が良い環境を求めて引っ越し、3回目に学校の側に家を遷(うつ)したら、子どもの教育に良かったということから、言われているのは有名です。
今でも、例え話で使われたりするのを聞きますもの。
「孟母三遷!」と答えたら、
「もう一つの方は?」と言います。
「…。」
「孟母断機やんか。」
「う~ん、聞いたことないような。」
そう思って調べたら、なんか聞いたことあるような気もするし。
もう、そんなん覚えてません。
孟母断機(もうぼだんき)の教え
孟子の少きとき、既に学びて帰るに、孟母方に織る。問ひて曰はく、「学何れに至る所ぞ。」と。孟子曰はく、「自若たり。」と。孟母刀を以て其の織を断つ。孟子懼れ、旦夕学に勤めて息まず。
訳:母が機(はた)を織っていて聞いてきた。
「どれぐらい勉強やったん。」
孟子「まあ、こんなもんでしょう。」
母は機の糸を断(た)ってしまった。
孟子は懼(恐、おそ)れ、むっちゃ勉強して息(やす)むことなく勉強に努(つと)めた。
機(はた):織(お)る道具。織機(しょっき)。
わかりました。
これぐらい恐い母になれということですね。
オッケーです。